昨今、新型コロナウイルスの影響で飲食店を中心にテイクアウトやデリバリーでサービスを提供する店舗が増えてきました。
もしGoogleビジネスプロフィールを活用しているならば、テイクアウト情報やデリバリー情報を登録して集客に活かしたいところです。では、Googleビジネスプロフィールにその情報を掲載したい場合、どのような手順が必要なのでしょうか。
本記事ではGoogleビジネスプロフィールにテイクアウト情報を登録する手順や登録するメリットなどをご説明します。
Googleビジネスプロフィールの活用を有益なものにしたい場合は、ぜひご覧ください。
Googleビジネスプロフィールには、住所や電話番号などの店舗の基本情報やコンテンツの投稿、写真や動画の登録が可能です。そして現在では、テイクアウト対応に関する情報の登録もできるようになっています。
Googleビジネスプロフィールにテイクアウト情報の登録になった要因に新型コロナウイルス感染症の拡大が挙げられます。
新型コロナウイルス感染の拡大により、企業に対して国が在宅勤務を推奨する流れもあったことから、外出自粛や在宅ワークなどの機会が増えました。また、それに伴い消費者の「食への意識」も変化しています。「お家時間」も増え、自宅で食事をする回数が増えました。
さらに食事をつくる負担が大きくなったことや自宅で食事をより楽しみたいと考える人も増えました。オンライン飲み会の流行など、さまざまな背景からテイクアウトやデリバリーの需要が増えたのです。
2022年に入り新型コロナウイルスの感染拡大はひと段落してきたかに思えますが、今後の感染拡大も考えられます。また、在宅勤務など働き方の変化はこのまま定着する可能性があり、アフターコロナにおいてもテイクアウトやデリバリーの需要が保たれることが考えられます。
Googleビジネスプロフィールでテイクアウト情報を登録するとさまざまなメリットがありますが、特に期待できるのはテイクアウト店を探しているユーザーに対する集客効果です。
Googleマップの場合、検索ボックスに「テイクアウト」と入力して検索したり、上部のボタンから「テイクアウト」を選んだとき、ユーザーの現在地周辺でテイクアウトに対応している店舗が表示されます。
このようにユーザーがテイクアウト店に絞って店舗を探すことができるため、あらかじめGoogleビジネスプロフィールにてテイクアウト対応店として登録しておくことで、表示される機会を逃しません。
ここからはテイクアウト情報をGoogleビジネスプロフィールに登録する方法をご紹介します。
テイクアウト情報を登録する際は以下の6点を必ず入力しておきましょう。
まずはテイクアウト情報の登録を行いましょう。手順は以下の通りです。
以上の手順でテイクアウト情報の登録は完了です。
通常の営業時間とは別に、テイクアウト・デリバリー対応が可能な時間帯と曜日についても登録しておきましょう。
デリバリーの場合は、サービス対象地域を設定する必要があります。市町村単位で、デリバリーが可能な地域を登録しておきましょう。複数地域の登録も可能です。
テイクアウトやデリバリーに向けて提供しているメニューの情報も登録しておきましょう。登録は管理画面の「メニュー」から行います。最下部にある「メニューセクションを追加」という項目から、テイクアウトやデリバリー用のセクションを作り、その中にメニューの情報を登録します。
テイクアウトを利用するユーザーは、この表示内容をもとに来店するかどうかを判断することになります。写真や説明、価格などの情報を正確に、魅力的に見えるよう登録しておきましょう。
近年ではキャッシュレス決済の利用率も高まっており、各店舗で利用できる決済方法について事前に確認しておきたいと考えるユーザーも増えています。
Googleビジネスプロフィールでは現金やクレジットカード、デビットカードなどの細かな支払い方法について表示ができます。クレジットカードに関してはブランドの設定も可能です。
「オンラインで注文」はUberEatsや出前館などのデリバリーサービスを利用している店舗向けです。ユーザーがすぐに注文画面に移れるよう、設定しておくことをおすすめします。
設定手順は管理画面で行います。メニューの「料理の注文」を選んだあとに「注文する」沈区を設定します。「カスタムリンクを追加します」を選択後にUberEatsや出前館などの注文先のURLを入力してください。
設定後は「オンラインで注文」ボタンに反映されているかビジネスプロフィールの表示を確認しましょう。
なお本章でご紹介した登録内容は反映まで数日間かかる可能性があります。あらかじめ覚えておいてください。
テイクアウトやデリバリーの情報を登録するだけでは、集客アップにはなかなかつながりません。情報登録後に、適切な方法でテイクアウトサービスの提供をアピールすることが重要です。
続いては、テイクアウトサービスの提供を効果的にアピールする方法をご紹介します。
テイクアウトサービスの提供をアピールする際は、Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用しましょう。投稿機能を活用することで店舗の最新情報を発信することができます。
例えば、テイクアウトで提供しているメニューの詳しい情報や、テイクアウトの待ち時間に関する情報、新メニューの登場のお知らせなど、さまざまな情報発信を行うとよいでしょう。ユーザーの目に留まる可能性が増えるほか、ユーザーがテイクアウトする店を選ぶ際に参考にしてもらえる可能性が高まります。
またGoogleビジネスプロフィールを活用してプロフィール情報やコンテンツが信頼されるとナレッジパネルに表示される可能性があります。ナレッジパネルは検索結果の右側に示される店舗情報です。
ナレッジパネルに表示されると、ユーザーがテイクアウトやデリバリーを利用しやすくなります。前述した「オンラインで注文」ボタンもナレッジパネルに表示されます。
集客や売上げにつなげたい場合は、定期的なコンテンツの投稿でGoogleやユーザーからの信頼を獲得していきましょう。
ただし、最新の投稿内容は1週間程度でGoogle検索やGoogleマップに表示されなくなります。これは投稿自体が削除されるのではなく、最初のページに表示されないことを意味します。
過去にさかのぼると投稿が残っているものの、ユーザーは最初のページを第一印象とすることがあるため、定期的な更新が必要です。
以上のような投稿機能について以下の記事で詳しくまとめています。併せてご覧ください。
Googleマイビジネスの「投稿」を使って店舗の最新情報を公開しよう
投稿機能では最新情報を伝えることがポイントですが、さらに具体的に記載する内容をご紹介します。投稿機能で伝えるべき情報は、ユーザーの思考や動向を踏まえると以下のような内容がよいでしょう。
以上の5項目を漏れなく、かつわかりやすくまとめるとユーザーが店舗選びから決済まで迷わずに進めることができます。簡単に各項目について見ていきましょう。
まずは位置情報です。Googleマップを使えば店舗の地図上での位置はわかりますが、店舗によっては入り口がわかりにくい可能性もあるでしょう。そういった場合は、店舗への入り方を記載しておくとよいでしょう。
また、新メニュー、おすすめ商品、キャンペーン情報などを記載しましょう。特にメニューへのこだわりは競合店とのブランディングにつながるため意識的に入れてみましょう。
また、注文から決済までの流れをわかりやすく伝えておくとよいでしょう。電話などでの事前予約を受け付けているか、といった情報もユーザーにとって有益です。
これらの情報は文字だけでなく、写真を入れて視覚的に訴求することも効果的です。
コロナ禍の現在においては、利用したい店舗の感染症対策について知っておきたいユーザーへの対応が必要です。コロナ対策情報の掲載をするとユーザーに安心感や信頼感を与えますので、以下の内容を掲載してみてください。
感染対策のために止む無く臨時休業をする際は、管理画面から「休業マークを付ける」の設定をしましょう。休業マークを付けることでユーザーが営業状況を確認することができます。
ただし休業マークを付けるとテイクアウトやデリバリーのサービス情報が表示されなくなります。「店内飲食を休業してテイクアウトのみにする」という場合は、休業マークを付けず、投稿機能を活用して告知しておきましょう。
投稿機能の「COVID-19の最新情報」において店舗の感染症対策を伝えることが可能です。先に紹介した例のようにテイクアウトのみに対応する場合は、「COVID-19の最新情報」で情報を追加してもいいでしょう。
また「入り口で手指の消毒、検温にご協力ください」「各座席にパーテーションを設置しています」「自治体の認証店です」など、店舗で行っている感染症対策についても掲載しておくとよいでしょう。
コロナ禍の影響でテイクアウトやデリバリーの需要が伸びており、実際に対応を急いだ店舗も多いのではないでしょうか。
Googleビジネスプロフィールを活用しているならば、テイクアウト情報やデリバリー情報を掲載することで集客効果が期待できます。
本記事でご紹介した内容をもとにテイクアウト情報やデリバリー情報を登録して、コロナ禍の集客に活かしてください。また投稿機能を活用して、テイクアウトやデリバリーに関する情報、コロナ関連情報の発信を忘れずに行いましょう。
ここまでにお伝えした内容は、Googleビジネスプロフィールを使うことで設定が可能です。しかし、日々の業務をしながらGoogleビジネスプロフィールの情報を更新し続けるのはなかなか大変な作業です。複数店舗を運営している場合は特に負荷が大きいでしょう。
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