この記事でわかること
Googleビジネスプロフィールは、MEO対策にはなくてはならないツールといえます。その中でも重要な機能のひとつが投稿機能です。
投稿機能を活用することで、自店舗のGoogleビジネスプロフィール上で、顧客にさまざまな情報を訴求できます。そのため、投稿機能を効果的に活用することで、集客向上効果が期待できるでしょう。
そこで今回は、Googleビジネスプロフィールの投稿機能の概要と種類、メリット、実施方法などについて解説します。これから本格的にGoogleビジネスプロフィールの運用をはじめようと思っている方は必見の内容です。
Googleビジネスプロフィールとは、ユーザーがGoogle検索やGoogleマップで店舗名やサービス名、住所、また地域名と店舗名やサービス名などを入力して検索した際、検索結果に地図情報と一緒に表示される店舗やサービスを紹介しているページのことです。
スマートフォンやパソコンで検索すると、検索結果の上部に表示されることが多いので、見たことがある方も多いでしょう。そのため、GoogleビジネスプロフィールはMEO対策をする上で、なくてはならないツールです。
なおMEOとは、マップ上に店舗情報を掲載し、マップ経由の来訪を増やすための施策です。Googleビジネスプロフィールを活用することで、自店舗のサービスやメニューを訴求したり、顧客のお問合せや口コミにも対応したりすることが可能です。また、インサイトという情報を活用することで、顧客の動向も分析できますので、MEO対策の検討時に重宝するでしょう。
そして、Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用することで、さまざまなお知らせやサービスを顧客へ訴求できます。次章より詳しくご紹介します。
投稿機能とは、自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページ上で、顧客に対してさまざまな情報を訴求できる機能です。本章では投稿機能で訴求できる内容の種類と、実際の表示例を紹介します。
投稿の種類は5種類あり、訴求内容によって使い分けることが可能です。それぞれの種類の内容を紹介します。
最新情報は文字通り、自店舗のホットな情報を顧客へ告知するための投稿機能です。
最新情報では、写真や動画の登録や投稿内容の説明、ボタンの追加(なし、予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話)の投稿が行えます。例えば、新メニューや商品、サービスの告知や営業時間の変更といった、最新の情報を顧客に伝えるときに活用しましょう。
急な定休日や営業時間の変更などを最新情報で投稿すれば「せっかく来たのに営業していない……」という状況を回避でき、顧客からの信用を落とさなくて済む可能性が高まるでしょう。
こちらは2020年以降のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による影響で、追加された投稿機能です。
COVID-19の最新情報には「ステータスを更新(情報内容)」とボタン(ボタンの文言は予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話、またはボタンなしから選べます)を追加した投稿ができます。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などによって変更した営業時間や、店舗側の対策などについて告知するときは、COVID-19の最新情報で投稿しましょう。
セールやタイムセール、イベントなどの告知を行う場合は、こちらから投稿しましょう。
イベントでは写真や動画の追加(0~10個)、イベントのタイトル、開始日・終了日、開始時間・終了時間、イベントの詳細、ボタンの追加(なし、予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話)が行えます。
期間や時間を詳細に設定できる点が、その他の種類との違いです。
商品は新商品やサービスを顧客へ訴求するときに使う投稿機能です。
写真や動画の追加(0~10個)、商品やサービス名、カテゴリ、価格(定額、変動額)、商品の説明などの記入と、ボタン(なし、オンライン注文、購入、詳細、特典を利用)の追加ができます。新商品、サービスをリリースする際には、商品から投稿しましょう。
なお、飲食店のカテゴリでGoogleビジネスプロフィールのページを作成している場合は、商品による投稿はできません。代わりに「メニュー」という項目から新メニューを追加することが可能です。
特典(クーポン)は、顧客に対して割引などの特典やクーポンを発行できる投稿機能です。
特典では写真や動画の追加(0~10個)、特典のタイトル、開始日・終了日、開始時間・終了時間、イベントの詳細、クーポンコード(省略可)、特典利用へのリンク(省略可)、利用規約(省略可)を設定して投稿できます。
投稿機能でアップした内容を、顧客がGoogleビジネスプロフィール上で見たときのイメージを伝えるために、実際の商品と特典、イベントの表示例を紹介します。
上記は「商品」の表示例です。Googleビジネスプロフィールのトップ上には左のように複数の画像が並んでおり、クリックすると右のような詳細情報が表示されます。
次は「特典」の表示例です。Googleビジネスプロフィールのトップ上から特定のクーポンを選ぶと、詳細情報が表示されます。「クーポンを入手」をクリックすると別ページに遷移し、クーポンを入手することが可能です。
こちらはイベントの表示例です。Googleビジネスプロフィールの「イベント予定」という箇所から任意のイベントを選択すると、イベントに関する情報が検索されたが画面へ遷移します。
投稿機能を活用するメリットは、自店舗の認知拡大とMEO対策の強化につながる可能性がある点です。投稿機能を活用するべき理由を確認し、腹落ちさせた状態で活用しましょう。
投稿機能を活用するメリットは、自店舗の情報を広く顧客へ届けられる点です。
イベントの実施やクーポンの配布を行っても、多くの顧客が利用しなければ意味がありません。Googleビジネスプロフィールを活用するユーザーは「地名×目的」「地名×ジャンル」などで検索するケースが多く、目的意識が明確です。
そのため、リアルタイムに訴求できる告知機能を活用することで、必要なユーザーへダイレクトに情報を届けられます。既存顧客だけでなく、新規顧客の開拓も期待できるでしょう。
多くの店舗では、SNSを活用して情報を投稿することも多いと思います。しかし、SNSは既に店舗を認知している顧客を中心に訴求するツールのため、情報が届く範囲は限られます。
一方、Googleビジネスプロフィールであれば、マップ検索などからたどり着いた新規顧客にも情報を届けることが可能です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用する2つめのメリットは、MEO対策にポジティブな影響を与える可能性がある点です。
定期的に情報を更新することで、Googleからの評価が良くなる効果が期待できます。なぜなら、Googleはユーザーファーストを重視しており、顧客にとって価値の高い情報を提供する店舗を評価する傾向があるからです。
したがって、顧客にとって有益な情報を定期的に提供する店舗のページは、上位表示される可能性が高いものと推察できるでしょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能の使い方を、順を追って説明します。
以上で投稿が完了です。
投稿した情報は後から編集や削除が可能です。対象となる投稿内容を選択し、右下にある「…」をクリックすることで実施できます。なお「検索で投稿を表示」をクリックすることで、実際にGoogle検索で見たときのイメージを確認することも可能です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用する際には、投稿の表示期間を意識しなくてはいけません。また、投稿が反映されるまでに時間がかかることがある点にも注意が必要です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能で投稿した情報は、種類ごとに表示期間が異なります。それぞれの投稿における表示期間は、以下の通りです。
投稿時には種類ごとの掲載期間にも留意しておきましょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能で投稿した情報は、すぐにページには反映されません。
投稿した内容が自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページに反映されるまでには少し時間がかかりますので、もし反映されていなかった場合は、しばらく時間を置いた後、再度確認してみましょう。
ただし、2~3日程度経過しても、依然として投稿した情報が反映されない場合は、何らかの不具合が発生している可能性があります。そのような場合は、Googleのお問合せフォームからお問合せが必要です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能は「最新情報」「COVID-19の最新情報」「イベント」「商品」「特典」という5種類の投稿が実施できる機能です。Googleビジネスプロフィールのユーザーは目的意識が高く、来店する可能性が高いため、定期的な情報発信が欠かせません。
また、最新の情報を常に発信することで、自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページの評価が上がり、MEO対策にポジティブな影響を与える可能性があるため、積極的に投稿機能を活用しましょう。
しかしながら、店舗の運営を行いながら、定期的に情報の更新作業を行うのは大変だと思います。特にチェーン店など複数の店舗を運営している場合、新メニューや商品、イベントなどは、全店舗同じ内容であることも少なくありません。しかし、すべての店舗で同じ作業を何度も行うのは非効率です。
そこで、おすすめしたいサービスが、Googleビジネスプロフィールページの一括投稿ができる「Canly(カンリー)」です。CanlyはGoogleビジネスプロフィールの運用を効率化するとともに、インサイトのデータを一括管理して分析にも活用できます。
Canlyを活用すれば、複数の店舗を運営していても1店舗分の時間で情報の更新や商品の投稿が行えます。Googleビジネスプロフィールの運用にあたり課題を抱えているという方は、ぜひCanlyの導入をご検討ください。
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