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Googleマイビジネスで店舗情報が重複している場合の対処法を解説

2022年7月28日(木)

Googleマイビジネス

この記事でわかること

  • Googleビジネスプロフィールが重複する原因
  • Googleビジネスプロフィールが重複することで生じる問題
  • Googleビジネスプロフィールが重複したときの対処法

Googleビジネスプロフィール(※Googleマイビジネスは、2021年11月にGoogleビジネスプロフィールに名称変更しております)を作成したところ「すでに自店舗の情報が別で存在した」という経験はあるでしょうか。Googleビジネスプロフィールが重複すると、さまざまな問題が発生するため対策を講じる必要があります。

しかし、そのためにはGoogleビジネスプロフィールが重複する原因や解消方法、未然に防ぐ方法などについての知識が必要です。そこで今回は、Googleビジネスプロフィールが重複している場合の対処法などについて解説します。

Googleビジネスプロフィールの重複とは?

Googleビジネスプロフィールの重複とは、Googleマップ内で同じ店舗情報が2つ以上存在している状態のことです。また、ひとつのGoogleアカウントが、同一住所にある同じ店舗のGoogleビジネスプロフィールを2つ以上持っているケースも含みます。

同じGoogleビジネスプロフィールがマップ上に2つ表示されると、ユーザーはどちらの情報を信じたらよいのか分からなくなり、混乱する可能性が高いでしょう。では、なぜGoogleビジネスプロフィールが重複するのか、その原因について解説します。

Googleビジネスプロフィールが重複する原因

Googleビジネスプロフィールが重複する原因は、おもに3つ考えられます。それぞれの原因について確認しておきましょう。

アカウント管理におけるミス

Googleビジネスプロフィールが重複する1つめの原因は、店舗側のアカウント管理によるミスです。

これは、同一のGoogleアカウントで、同じ店舗のGoogleビジネスプロフィールを作成してしまうというケースです。

例えばチェーン店などで、他店舗の店長がすでに作成済みの店舗のGoogleビジネスプロフィールを、誤ってもうひとつ作成してしまうなどが原因で発生します。企業内のGoogleアカウントやGoogleビジネスプロフィールの管理がしっかりできていない場合などに発生する可能性があります。

Googleによる自動生成 

2つめの原因は、自店舗のGoogleビジネスプロフィールを作成しようとする際に、すでに存在しているというケースです。

この原因は2つありますが、そのうちの一つが、GoogleによってGoogleビジネスプロフィールが自動作成されているというケースです。

Googleはサイテーションサイトと呼ばれるサイトから、店舗の名前や住所、電話番号などの情報を入手し、自動でGoogleビジネスプロフィールを公開することがあります。したがって、自店舗のサイテーションサイトが存在している場合には、Googleビジネスプロフィールが重複する可能性があるでしょう。

第三者によるビジネス情報の追加

Googleビジネスプロフィールが重複する3つめの原因は、第三者がビジネス情報を追加しているケースです。Googleマップ上で「地図に載っていない場所を追加」という機能を活用することで、ユーザーが店舗やサービス情報を追加できます。

Googleビジネスプロフィールが重複している原因が、前述した2つのもの以外だった場合は、第三者によって作成されたものである可能性が高いでしょう。

ビジネス情報の重複による問題点

Googleビジネスプロフィールが重複すると、2つの問題が発生します。

1つめの問題は、ユーザーの不利益につながることです。同じ店舗の情報がGoogleマップ上に複数表示されると、ユーザーはどちらの情報を信じたらよいのかわからなくなり混乱するでしょう。また、参考にしたGoogleビジネスプロフィールの内容が間違っていれば、店舗の信頼が低下したり、集客力が減少したりする可能性があります。

2つめの問題は、Googleからの評価が下がることです。Googleはユーザーの利便性を考慮して、店舗の評価を行います。よって、Googleビジネスプロフィールがユーザーを混乱させるような情報を提供している場合、評価を下げられるリスクがあるでしょう。

【対処の前に】まずはオーナー登録状態に問題がないか確認

Googleビジネスプロフィールの重複を確認した際には、まずオーナー登録情報を確認しましょう。オーナー権限が自分にあるかどうかで、その後の対処法が変わるからです。

オーナー権限が自分にある場合や、ほかのスタッフにある場合はまだよいでしょう。しかし、オーナーが第三者である場合や誰かわからない場合は注意が必要です。

Googleビジネスプロフィールにアクセスした際「このビジネスのオーナーですか?」と表示される場合は、オーナーが不在なので、オーナー確認を実施することで権限が得られます。よって、早急な対応が必要です。

ビジネス情報の重複を解消する方法

Googleビジネスプロフィールの重複を解消する方法は、前述した通りオーナー登録状態によって異なります。大きく2種類にわけられるため、それぞれ確認しておきましょう。

情報の修正を提案する場合

Googleマップ上に2つのGoogleビジネスプロフィールが存在する場合は、情報の修正を提案しなくてはいけません。なお、情報の修正を提案する方法は2つあります。1つめは重複するGoogleプロフィールの詳細情報から情報の修正を提案して、Googleに修正してもらう方法です。

この方法は、自社スタッフ以外の第三者が、自店舗のGoogleビジネスプロフィールを作成した場合に利用できます。

まず重複しているGoogleプロフィールを表示させ、詳細情報の中にある「情報の修正を提案」をクリックします。

画面が切り替わったら「休業、開業、または削除」をクリックしましょう。次に「他の場所と重複」をクリックすればGoogleへの提案は完了です。この後、Google側の審査を無事クリアすれば、情報が修正され重複が解消する場合があります。

ただし、反映までに時間がかかることと、必ずしも提案が承認されるわけではない点に注意が必要です。

 

そして2つめの方法は、GoogleがGoogleビジネスプロフィールを自動作成した場合のみ、実施できます。

Googleが自動作成した場合、オーナー確認が実施されていないとGoogleビジネスプロフィールの詳細情報に「このビジネスのオーナーですか?」と表示されます。こちらをクリックして、自身のGoogleアカウントを使ってオーナー確認を行いましょう。

無事にオーナー確認が完了すれば、次章で紹介する方法で重複しているGoogleビジネスプロフィールを削除できるようになります。

オーナー確認の方法に関しては下記の記事を参考にしてください。

Googleマイビジネスのオーナー登録の方法と困った時の解決法を解説

自分がオーナーのビジネスが重複している場合

自分がオーナーのビジネスが重複している場合とは、同一Googleアカウントで同一のGoogleビジネスプロフィールを作成している状態です。この場合、Googleビジネスプロフィールにログインしたときの最初の画面、もしくはダッシュボードから「お店やサービス」をクリックすると表示される、店舗やサービスの一覧画面上に「重複」と表示されるようになります。

このとき重複している店舗の横に表示されている「重複を削除」をクリックすることで、対象店舗のGoogleビジネスプロフィールを削除することが可能です。また、対象店舗の「情報」の中にある「このリスティングを閉業、または削除する」で「リスティングを削除」を選択することでも削除できます。ただし、一度削除したGoogleビジネスプロフィールは二度と復活できなくなるので、慎重に確認したうえで対応しましょう。

一方、Googleのサポートに問い合わせることで、重複したGoogleビジネスプロフィールを統合することもできます。管理画面から統合したい旨の連絡を入れることで、対応してもらえる場合があるので、試してみてもよいでしょう。しかし、あくまでも同一オーナーが保持するGoogleビジネスプロフィールに限られるため、第三者が作成したものとは統合できません。

Googleビジネスプロフィールの重複に対処する場合の注意点

重複しているGoogleビジネスプロフィールを削除や統合する際には、注意するべきポイントがあるため確認しておきましょう。

削除の完了に時間がかかる場合がある 

重複したGoogleビジネスプロフィールの削除を依頼しても、すぐには削除されません。削除処理を行うGoogle側の調査に時間がかかる場合や、妥当性が確認できない場合には、削除の手続きが行われないためです。

長い場合には、重複したGoogleビジネスプロフィールの削除までに1年程度の期間を要することもあるようなので、気長に待つ覚悟が必要でしょう。また、削除の判断をするのはあくまでもGoogleなので、最悪の場合、削除対応に応じてもらえない可能性があることも覚えておく必要があります。

ビジネスを統合した場合はクチコミも統合される

重複したGoogleビジネスプロフィールを統合する場合は、両者のクチコミも統合されるため注意が必要です。ポジティブなクチコミだけでなく、ネガティブなクチコミも統合されるため、後者が多い場合には慎重な対応が求められます。

また、クチコミに返信がされていない場合には、統合した分も含めて真摯に対応しなければ、ユーザーの信頼性が下がってしまうので、早急な対応が必要です。なお、あまりにも酷い内容のクチコミについては、Googleへ削除対応を依頼できますが、絶対に対応してもらえるわけではありません。

クチコミの削除対応に関しては下記の記事を参考にしてください。

Googleマップの口コミは自分で消せる?削除依頼の流れや注意点を解説

ビジネス情報の重複を防ぐには

Googleビジネスプロフィールを重複させないために、以下3つのポイントに留意しましょう。

作成前の重複確認は必須

Googleビジネスプロフィールを新規で作成する際には、まず作成しようとする店舗の情報が既に存在していないか必ず確認しましょう。もし重複が確認された場合には、オーナー確認を行い、前述した方法で対処しなくてはいけません。

なお調査の際、店名の表記をカタカナ、アルファベットなど複数試すことや、住所などを微妙に変えることによって、同じ店舗のGoogleビジネスプロフィールが見つかる場合があるので、完全一致するものがないからといって、すぐに安心するのは禁物です。

店舗が移転した場合は注意が必要

店舗が移転した場合には、新規でGoogleビジネスプロフィールを作成するのではなく、住所変更で対応しましょう。同店舗のGoogleビジネスプロフィールを作成して重複してしまうと、ユーザーが検索した際、古い住所の店舗へ行ってしまうといった弊害が発生します。

また、住所変更を実施する際には、再度オーナー確認が必要なので覚えておきましょう。

社内管理の徹底

Googleアカウントを使って複数のGoogleビジネスプロフィールを作成、運用する場合は、社内管理を徹底しましょう。社内での重複確認はもちろん、作成、運用ができるスタッフを限定するなど、Googleビジネスプロフィールの管理状況を可視化できる仕組み作りが重要です。

チェーン店など、複数多くの店舗を運用する場合には、店舗ごとにGoogleビジネスプロフィールを管理しているケースも散見されます。しかし、Googleビジネスプロフィールの重複を抑制するためには、全社の情報を一括管理することが望ましいでしょう。

Googleビジネスプロフィール・HP・SNS情報の一括管理サービス「Canly(カンリー)」についてはこちらをご参考にしてください。

店舗情報の重複は早急に対応しよう

Googleビジネスプロフィールのページが重複した場合には、さまざまな問題が発生するため、可能であれば作成前に対策を講じるべきでしょう。すでに自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページが存在する際には、今回紹介した内容を参考に早急に対応することをおすすめします。

また、複数店舗を運営している企業様においては、店舗情報を1店舗ずつ管理するのは非常に大変だと思います。

弊社が提供しているGoogleビジネスプロフィール・HP・SNS情報の一括管理サービス「Canly(カンリー)」は、複数店舗の情報を一括で管理・運用できます。

また、国内外40,000店舗以上の支援実績を持つ専任のコンサルタントが貴社内の状況を鑑みた上で、運用体制の構築から日々の運用支援まで行うため、効果的なMEO対策が見込めます。

少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ弊社までお気軽にご連絡ください。

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