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【要注意】Googleマイビジネスの乗っ取りとは?影響と対策

2022年7月15日(金)

Googleマイビジネス

この記事から分かることは以下の通りです。

  • Googleビジネスプロフィールが乗っ取られる理由
  • Googleビジネスプロフィールの情報変更に対処する方法
  • Googleビジネスプロフィールの権限リクエストが届く理由や対処法

Googleビジネスプロフィール(旧 Googleマイビジネス)では悪意のあるユーザーによってアカウントが乗っ取られたり、勝手に情報を書き換えられたりする被害が報告されています。自店舗のGoogleビジネスプロフィールトラブルに巻き込まれることを避けるためには原因と対策について把握が必要です

そこで本記事は、Googleビジネスプロフィールが乗っ取られる理由や対処方法、権限リクエストが届く理由、間違った店舗情報は放置してはならない理由などを解説します。Googleビジネスプロフィールを運用するうえで知っておくべき大切な内容であるため乗っ取り被害を未然に防ぎたい方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

Googleビジネスプロフィールが乗っ取られた?情報が書き換わっている理由

Googleビジネスプロフィールを運用していると情報が書き換わっている場合があります。考えられる理由としては下記の2通りがあります。

  • 第三者により変更申請されるケース
  • アカウントやオーナー権限が乗っ取られているケース

ここからはそれぞれのケースについて解説します。

第三者による変更申請

Googleビジネスプロフィールの情報はオーナー以外の第三者が変更することもできます。ユーザーがGoogleビジネスプロフィールのページ上にある「情報の修正を提案」をクリックすることで情報の編集が可能となり、Googleが妥当な変更であると判断した場合は内容が更新される仕組みです。

第三者に情報を変更されるケースは、アカウントが乗っ取られている訳ではありません。ただし、情報が間違っていたり、悪意のある情報に書き換えられたりしている可能性も考えられるため、早急に修正を行う必要があります。変更された誤情報を放置すると企業の信用やブランド価値の低下につながってしまうため、定期的にGoogleビジネスプロフィールに記載されている情報を確認し、正しい情報を表示し続けることが大切です。

アカウントやオーナー権限が乗っ取られているケース

GoogleのアカウントやGoogleビジネスプロフィールのオーナー権限が第三者に乗っ取られることで、情報が書き換えられる場合があります。悪意を持った第三者や詐欺業者などに、何らかの方法でGoogleアカウントのIDとパスワード、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認コードが盗まれることがアカウント乗っ取りの原因です。

Googleアカウントやパスワードが書き換えられてしまうと、ログインできなくなり復旧が難しくなるため注意が必要です。第三者にGoogleアカウントのID/パスワード、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認コードを伝えないように気を付けましょう。また、詐欺業者がこれらの情報を聞き出そうとするケースもあるため、情報を開示する際は信頼できる相手かどうかを見極めることが重要です。

アカウントやオーナー権限が乗っ取られる原因とは?

GoogleアカウントやGoogleビジネスプロフィールのオーナー権限が乗っ取られる原因は3つあり、以下の内容です。

  • オーナー権限のリクエストに誤って対応した場合
  • オーナー確認コードを第三者に伝えてしまった場合
  • GoogleアカウントのIDやパスワードを伝えてしまった場合

原因をあらかじめ把握しトラブルを防ぎましょう。

オーナー権限のリクエストに誤って対応した場合

GoogleアカウントやGoogleビジネスプロフィールのオーナー権限が乗っ取られる1つ目の原因は、オーナー権限のリクエストを誤って承認してしまったケースです。悪意ある第三者のリクエストを承認することでオーナー権限が譲渡され、Googleビジネスプロフィールの情報を書き換えられる可能性があります。

オーナー権限のリクエストは誰にでも実施ができます。「オーナー権限のリクエスト」が届いた場合、Googleビジネスプロフィールを乗っ取られる可能性があるため、内容を詳しく確認して問題があるのであれば、すぐに拒否する必要があります。オーナー権限のリクエストに関するメールはGoogleビジネスプロフィールに登録してあるメールアドレス宛に届くため、定期的に確認し見落とさないように注意が必要です。

オーナー確認コードを第三者に伝えてしまった場合

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認コードを第三者へ伝えてしまった場合にも、オーナー権限が乗っ取られる可能性があります。オーナー確認コードとは、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認をハガキや電話、メールで行う場合に、Googleから付与される5桁のコードです。

何らかの理由によって第三者がオーナー確認コードを入手すれば、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を乗っ取ることが可能となります。そのため、オーナー確認コードはくれぐれも第三者に教えないように注意しなければなりません。

GoogleアカウントのIDやパスワードを伝えてしまった場合

Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を乗っ取られる可能性がある3つ目の理由は、GoogleアカウントのIDとパスワードを第三者に知られてしまった場合です。そもそもGoogleアカウントのIDやパスワードを第三者に教える方はいないと思われますが、何らかの方法で知られてしまったり、盗まれたりした場合には、乗っ取りの被害にあう可能性があります。GoogleアカウントのIDとパスワードは、第三者に知られないよう厳重に管理しましょう。

Googleビジネスプロフィールの情報変更に対処する方法

万が一Googleビジネスプロフィールの情報が書き換えられてしまった場合、以下にある4つの方法で対処することができます。

  • 第三者の情報変更申請を破棄する
  • 管理画面から情報をもとに戻す
  • 何度も情報変更される場合の対処
  • オーナー権限を乗っ取られた場合の対処

以下の項目ではそれぞれの方法について解説します。

第三者の情報変更申請を破棄する方法

第三者の情報変更申請は破棄できるため、自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページ内容が書き換えられた場合でも以前の状態に戻せます。

第三者が情報変更の提案を行いGoogleが承認した場合、Googleビジネスプロフィールの管理画面に「Googleによる変更」というアラートが表示されます。表示された際は、以下の方法で情報変更申請を破棄しましょう。

  1. PCで Googleビジネスプロフィールにアクセス
  2. 「Googleによる変更」が表示されているビジネス情報を選択
  3. 「変更を破棄する」を選択して「適用」をクリック

以上で第三者による変更情報が破棄され、以前の状態に戻すことができます

管理画面から情報をもとに戻す方法

第三者の申請がGoogleの審査をクリアすると情報が更新されます。情報が更新された際は登録済みのメールアドレスとGoogleビジネスプロフィールの管理画面で「更新内容を確認」というメッセージが確認可能です。

第三者に勝手に情報更新された場合は、Googleビジネスプロフィールの管理画面にアクセスし、変更箇所の情報を以前の内容に修正して「適用」をクリックすることで、更新前の状態に戻すことができます。

何度も情報変更される場合の対処

第三者に自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページを何度も情報変更される場合は、Googleへ直接問い合わせることをおすすめします。Googleビジネスプロフィールの管理画面の一番下にある「サポート」の「お問合せ」から問い合わせることができます。ただし、変更された情報を戻すかどうか判断するのはGoogle側であるため、必ず以前の状態に戻してもらえる保証はないことを理解しておきましょう。

オーナー権限を乗っ取られた場合の対処

Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を乗っ取られた場合は、オーナー権限のリクエストをするか、Google側へ問い合わせる方法で対処します。

オーナー権限のリクエストをする方法は、以下の通りです。

  1. 該当するGoogleビジネスプロフィールページをブラウザで検索
  2. Googleビジネスプロフィール内の「このビジネスのオーナーですか?」をクリック
  3. 「ビジネスの名前を入力」という箇所に自店舗のビジネス名を入力
  4. 「このビジネス プロフィールは他のユーザーが管理している可能性があります」という画面が表示されたら「アクセス権限をリクエスト」をクリック
  5. 「アクセスレベルを選択」で「オーナー権限」を選択し、自身の情報を入力して「送信」をクリック

悪意ある第三者の場合、リクエストが承認される可能性は低く、連絡がない可能性も高い傾向にあるため注意が必要です。

リクエストが承認された場合は、元通り編集が可能になります。承認後に再度情報を書き換えられないためにも、該当者をユーザー一覧から除外しましょう。万が一、オーナー権限をリクエストして却下されたり、無視されたりした場合は、Googleへ直接問い合わせるしか方法がありません。

Googleビジネスプロフィールの権限リクエストが届く理由や対処法

Googleビジネスプロフィールの権限リクエストが届く理由はいくつか考えられます。中には乗っ取りが発生する可能性も含まれるため、悪意のある相手かどうかを見極めることがポイントです。Googleビジネスプロフィールの権限リクエストが届く理由や対処法を把握して、情報変更や乗っ取りを未然に防ぎましょう。

権限のリクエストが届く理由

Googleビジネスプロフィールの権限リクエストが届く理由は悪意のあるものと、ないものの2種類があります。

悪意があるものの事例としては、競合他社による嫌がらせや乗っ取り、第三者によるいたずらなどが考えられます。悪意による行為で権限のリクエストが届いた場合は、トラブルに発展する可能性が高いため必ず拒否しなくてはなりません。

一方で、悪意がないものの事例としては、自社のスタッフやGoogleビジネスプロフィールの運用を委託している業者、契約中の予約サイトやポータルサイトによるリクエストなどが挙げられます。自社スタッフによるリクエストは特にチェーン展開している企業に見受けられるケースです。また、外部に運用などを委託する場合も、作業を行うために知らない方からリクエストが届きます。

そのため、権限のリクエストをもらう前に、申請者のメールアドレスを事前確認する工夫を行うことで、悪意ある第三者かどうかを見抜きやすくなります。

権限リクエストは必ず拒否する

自身がGoogleビジネスプロフィールのオーナーである場合、権限リクエストを3〜7日間放置すると、オーナー権限が委譲され乗っ取られる可能性があるため、オーナー権限のリクエストが来た際には絶対に拒否しなければなりません。万が一、オーナー権限のリクエストが来た場合は「リクエストを拒否」にチェックを入れ「見覚えのないアカウント」という理由を選択してクリックするようにしましょう。

間違った店舗情報は放置してはならない

顧客や取引先などに迷惑をかける可能性があるため、Googleビジネスプロフィールの情報を勝手に変更された場合であっても、間違った情報が記載されたまま放置するのはNGです。間違った情報に従って行動したことでユーザーに不利益が発生した場合、店舗やオーナーの信用を下げることにもつながりかねません。

たとえば、住所や営業時間が間違っていた場合は、せっかく来店したのに店が閉まっていたといった事態も起こり得ます。顧客に迷惑をかけるだけでなく、ネガティブな評価のクチコミ情報を投稿されることで、店舗の信用が低下し、集客効果も下がる可能性が高いでしょう。

したがって、Googleビジネスプロフィールの情報が更新されていないか、こまめに記載情報を確認することが大切です。また、権限リクエストのメールを見逃さないための工夫も必要です。

Googleビジネスプロフィールへの乗っ取り対策を実施しよう

Googleビジネスプロフィールは無料で利用できますが、アカウントが乗っ取られたり、情報が勝手に書き換えられたりするリスクがあるため注意や対策が必要です。
特にGoogleアカウントやGoogleビジネスプロフィールのオーナー権限が乗っ取られてしまうと取り返すことが難しくなります。オーナー権限がなくなるとゼロからもう一度同じビジネス情報を立ち上げる必要があり大きな労力が必要であるため、アカウントのIDやパスワードの管理は普段から徹底しておくことと、権限リクエストにすぐに気づける仕組み作りが不可欠です。

しかし情報の改ざんや乗っ取りの対策には手間と時間がかかってしまいますし、店舗数が多い場合は通常業務を圧迫してしまう恐れがあります。

弊社の提供するGoogleビジネスプロフィール・HP・SNS情報の一括管理サービス「Canly(カンリー)」には店舗情報の改ざん監視機能があり、Googleビジネスプロフィールの情報が勝手に書き換えられた際、自動で元に戻すことができます。さらに国内外40,000店舗以上の支援実績を持つ専任のコンサルタントが日々の運用ノウハウの提供、運用体制の構築まで伴走し、成果にコミットいたします。

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