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GoogleマイビジネスはローカルSEO対策におすすめ!ローカルSEO対策のためにやるべきこと

2022年7月29日(金)

Googleマイビジネス

特定の場所、地域名をキーワードに含めて検索した際の検索結果に自店舗の情報を表示し、実店舗への来訪者を増やす施策であるローカルSEO。スマートフォンの普及により、外出先から次の行先を決めるのに検索が使われる機会が増えたため、ローカルSEO対策は集客施策として重要なカギとなっています。

本記事では、ローカルSEOの概要・特徴や順位を決める要素からMEOとの関係性、対策を行うことのメリット、具体的な対策などについて解説します。検索エンジンからの集客を増やしたい方はぜひ参考にしてください。

ローカルSEOとは

ローカルSEOは、ユーザーが今いるもしくはこれから行く場所、施設、地域に関連した情報を検索した際に、検索結果に自店舗の情報を表示し、実店舗の来訪者を増やすための対策です。

例えば、これから新宿に行って食事をしたいと考えるユーザーが「新宿 ラーメン」「新宿 イタリアン」などと検索する場合、自宅で歯医者を探しているユーザーが「歯医者」「歯科医院」と検索する場合などが該当します。

ローカルSEOとMEOとの関係性

ローカルSEOとは、Googleの検索エンジンやGoogleマップ上に店舗情報を掲載し、マップ経由の来訪を増やすための施策で、特定の地域に特化したSEO(Search Engine Optimization:検索エンジンの最適化)のことです。

例えば「五反田 焼き鳥」「目黒 エステ」といった特定の地域名とキーワードを掛け合わせて検索したときに、検索結果に自店舗の情報を表示させることを目指すSEO施策といえます。

また、MEOとは「Map Engine Optimization」の略語で、日本語では「マップエンジンの最適化」を意味します。こちらも、Googleマップ上の店舗情報を最適化することで検索数・来店数を増やすことが目的なので、ローカルSEOとMEOは同じ概念だといえます。

ローカル検索の代表的な2つの表示結果

「地域名+店舗名(施設名)」や「店舗名(施設名)」などローカル検索を行った際、検索結果の表示方法は、「ローカルパック」「ナレッジパネル」の2種類です。それぞれの表示方法について解説します。

3-1 ローカルパック

ローカルパックとは「地域名+店舗名(施設名)」や「業種名(イタリアンやラーメン、ホテルなど)」で検索した際の検索結果に表示されるものです。

地域の情報(ローカル)をまとめて(パック)表示するという意味で、検索結果のファーストビューに表示されるため、自店舗の認知向上、来訪者増に大きな効果を発揮します。

ローカルパックに表示される情報は、基本的にGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に記載されている内容です。
Googleビジネスプロフィールに登録していなくても、Googleが自動的に情報を記載している場合もあります。

ただし、検索ユーザーにより正確かつ最新の情報を伝えるには、自ら登録して情報を記載したほうがよいでしょう。

3-2 ナレッジパネル

ナレッジパネルとは具体的な店舗、施設名を入れて検索した際、検索結果の右側に表示されるものです。

表示される内容はGoogleビジネスプロフィールに記載した内容もしくはGoogleが自動で収集したものですが、クチコミや混雑する時間帯などローカルパックよりも詳細な情報が閲覧できます。

ローカル検索の特徴

ローカル検索には、通常検索と異なる特徴がいくつかあります。そのなかでも大きいのが「店舗に関する情報がファーストビューに表示されている」「ユーザーの現在地に合わせて検索結果が変わる」の2点です。

4-1 店舗に関する情報がファーストビューに表示されている

基本的にローカル検索は、検索結果のファーストビューに表示されます。検索結果ページで営業時間や休業日、住所、評価などが確認可能です。

また、ナレッジパネルでは飲食店であればメニューや電話、席予約ができる店舗もあります。ホテルであれば、空き室検索や宿泊予約サイトの料金比較をしたりするのも可能です。

検索を行うユーザーが求めているほとんどのことが検索結果ページ上に表示されるのは、通常の検索結果にはない利便性で、来訪客増にも大きく貢献するでしょう。

4-2 ユーザーの現在地に合わせて検索結果が変わる

ローカル検索のもう一つの大きな特徴が、ユーザーの現在地に合わせて検索結果が変わる点です。

例えば、新宿にいるユーザーが「新宿 ラーメン」と検索した時に表示される検索結果と、渋谷にいるユーザーが「新宿 ラーメン」と検索した際に表示される検索結果では、表示されるお店や順番に違いが生じます。

よく「ローカル検索/MEO」=「マップ上位表示」と捉えられがちですが、このように検索結果の順位はユーザーとお店の距離に影響を受けるため、順位を追うことはローカル検索/MEOの本質とはいえないでしょう。

そのため、ローカル検索/MEO施策はGoogleマップ上での検索数やアクション数(経路案内・ウェブサイト表示・電話など)といった「インサイト数値」の向上を目的に行うべきであると言えます。

ローカルSEO対策をおこなうメリット

店舗や施設を運営するオーナーがローカルSEO対策を行う主なメリットは「集客につながる」「コストパフォーマンスが高い」の2点です。それぞれの具体的な内容について解説します。

5-1 集客につながる

たとえば「新宿 ラーメン」といったキーワードで検索するのは、今すぐに新宿にあるラーメン屋を知りたいといったユーザーがほとんどです。今すぐに新宿のラーメン屋に行きたいと考えるユーザーに適切な情報を伝えられれば、自店舗に来てもらえる確率は自然と高まるでしょう。

「新宿 ラーメン」のような曖昧なニーズであっても「〇〇(店舗名)」のような確定的なニーズであっても、ローカル検索であれば検索結果のファーストビューに表示されます。

さらに、ローカル検索は外出先からスマートフォンで検索するケースがほとんどです。そのため、店舗名をタップするだけですぐに電話できるようになっているとユーザーにとって高い利便性を提供できます。

ユーザーが求めている情報を提供できるようになることは、ローカルSEO対策をしっかりと行うメリットだといえるでしょう。

5-2 コストパフォーマンスが高い

Google検索やGoogleマップ検索でのローカルSEO対策は、基本的に無料で利用できるGoogleビジネスプロフィールを使って行います。これが、通常のSEO対策に比べ、ローカルSEO対策のコストパフォーマンスが高い最大の理由です。

通常のSEO対策であれば、Webサイトのコンテンツを充実させたうえで、検索やSNSを活用してまずWebサイトに訪問してもらう必要があります。

しかし、ローカル検索であれば、無料のGoogleビジネスプロフィールを充実させれば、検索結果上だけで来訪者を増やすことも可能です。手間をかけず効率的に集客ができる点において、ローカルSEOはほかの施策に比べてコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

ローカルSEOのためにまずやるべきこと

Google検索やGoogleマップ検索でローカルSEO対策を行う場合、まずやるべきは「Googleビジネスプロフィールのオーナー確認」「NAP表記の統一」「店舗情報の発信」の3点です。それぞれの施策をやるべき理由について解説します。

6-1 Googleビジネスプロフィールのオーナー確認を行う

Googleのローカル検索に表示される内容の情報源は、Googleビジネスプロフィールに記載されている内容です。

そのため、Googleビジネスプロフィールに記載されている情報が間違っていれば、適切なローカルSEOは行えません。そこで重要となるのがGoogleビジネスプロフィールのオーナー登録です。

Googleビジネスプロフィールは、店舗のオーナーが登録して管理するのが基本ですが、Googleが自動で情報を収集して表示させている場合もあります。しかし、オーナーが管理していないと店舗情報を第三者が改ざんしてしまうかもしれません。

改ざんされるリスクを防ぎ、オーナー自ら店舗情報を管理するにはオーナー登録を行い、勝手に情報を変更できないようにすることが重要です。

6-2 NAPの表記を整える

NAPとはN(Name:店舗や事業者の名称)、A(Address:住所)、P(Phone:電話番号)の頭文字を取ったものです。NAPは自店舗のWebサイト、SNS、通販サイトなどインターネット上のさまざまな場所に記載されます。

しかし、複数の場所に記載されているNAPがバラバラだとGoogleは別の店舗として認識してしまい、本来は高い評価を受けるはずが低く下げられてしまう可能性があります。

たとえば「東京都港区港南1-1-1」と「東京都港区港南一丁目一番地一号」と「東京都港区港南1丁目1番地1号」はどれも同じ住所です。しかし、Googleは別の住所として認識します。また、英語とカタカナ、全角と半角の違いでも同様です。

Googleに同じ店舗であると認識し評価をしてもらうには、インターネット上での自店舗のNAP表記はすべて統一する必要があります。また、営業時間や定休日の情報もバラバラにならないよう、しっかりと管理しましょう。

6-3 店舗の情報を発信する

ローカル検索は検索結果ページでNAPや営業時間、定休日など基本情報を確認できます。しかし、基本情報だけでは、競合との差別化が難しく興味を持ってもらうのも困難です。そのため、自店舗ならではの情報発信も欠かせません。

Googleビジネスプロフィールでは、基本情報以外にも店舗の内装・外観、商品、従業員の写真やキャンペーン、イベント情報などの情報を記載できます。

また、飲食店であればメニューや席の予約、デリバリーの有無といった情報提供も可能です。

競合にはない自店舗の魅力をできるだけ多く、できるだけ頻繁に発信していくこともローカルSEO対策の基本であり、来訪者を増やすための重要なポイントとなります。

ローカルSEO対策をさらに推進するための取り組み

Google検索、Googleマップ検索におけるローカルSEO対策の基本は、Googleビジネスプロフィールの基本をしっかりと押さえることです。

しかし、基本を押さえたうえで、さらなる対策を推進するためには「クチコミを増やす」「サイテーションを増やす」ための施策が欠かせません。それぞれの理由について解説します。

7-1 クチコミを増やす

クチコミの数はローカルSEO対策において重要な役割を果たします。マイボイスコム株式会社が2020年4月に発表した、「ネット上の口コミ情報」に関するインターネット調査で、「口コミ情報が信頼できると感じる場面」という問いに対しもっとも多かったのは「口コミ件数が多い」でした。

クチコミの数が多く、かつその評価が高ければユーザーから信頼を得やすく、結果として来訪してみようというユーザーも増えるでしょう。

注意点としては、クーポンや割引券などと引き換えにクチコミを依頼するとGoogleのガイドライン違反となってしまう点です。店舗内にクチコミを依頼するポスターを掲示したり、写真撮影をOKにしたりするなど自然とクチコミを投稿したくなる雰囲気をつくるようにしましょう。
参照:PRTIMES「【ネット上の口コミ情報に関するアンケート調査】商品購入時やサービス・店舗利用時に、ネット上の口コミ情報を参考にする人は6割弱。口コミ情報を書き込む人は約35%」

7-2 サイテーションを増やす

「引用」「言及」といった意味を持つサイテーションを増やすのも、オンラインでの知名度向上に大きく貢献します。サイテーションは自店舗のWebサイトにリンクが貼られる必要はありません。オンライン上で自店舗や商品、サービスの話題が増えれば、それがサイテーションの増加につながります。

サイテーションを増やすポイントは、SNSやブログを活用した積極的な情報の発信です。できるだけ多くのユーザーに自店舗の名称、商品などが目に入るようにするようにします。

また、Googleビジネスプロフィールからイベントやキャンペーン情報の発信も有効です。「雨の日割引」「タイムセール」など緊急性の高い情報「SNSフォロワー限定プレゼント」「新商品試食フェア」など限定性の高い情報はサイテーションの増加が期待できます。

ローカルSEOの状況を定期的に確認しよう

ローカルSEO対策は、短期間で成果が出るわけではありません。長期的な視点を持ち、施策のPDCAを回していく必要があります。

施策の効果検証は、簡単なものであればGoogleビジネスプロフィールの管理画面からでも可能です。

具体的には、直接・間接検索数やブランド検索数、合計表示数といったユーザーの検索データから、経路案内数や電話問い合わせ数、WEBサイト訪問数をいったユーザーのアクションデータまで得ることができます。

これらのデータを定期的に確認して、施策の改善を行っていくことが重要です。

GoogleビジネスプロフィールをローカルSEO対策に活用しよう!

ローカル検索を行った際、自店舗の情報をファーストビューで表示させ、来訪客増加を実現するローカルSEO対策。いまや実店舗を持ったオーナーが集客を行ううえで欠かせない施策の一つとなっています。

ローカルSEO対策で重要なポイントは、NAP情報の統一と知名度の向上です。

オンライン上にある自店舗のNAP情報はできる限り統一させ、評価を分散させないようにすること。多くのメディアからの情報発信でサイテーションを増やし、注目を集めクチコミを増やすこと。

そうすることで、ユーザーの検索キーワードと関連性が高いビジネスだとみなされ、ローカル検索で適切に表示されやすくなるでしょう。

しかし、複数の店舗を運用している方は、NAP情報を1店舗ずつ管理するのはかなりの工数がかかるでしょう。

そこで、おすすめはGoogleビジネスプロフィール・HP・SNS情報の一括管理サービス「Canly(カンリー)」です。店舗情報の一括管理はもちろん、クチコミ管理や収集したデータの分析など多くの機能で効率的な店舗運営をおこなえます。Googleビジネスプロフィールのデータだけではしっかりとした分析ができないとお悩みの際は、ぜひ、詳細をご覧ください。

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=======執筆時に参考にしたURL=======

LOCALmieluca「【2021年最新】ローカルSEOとは?対策と効果・MEOとの関連について|地域検索でランキング順位を上げるための考え方を解説」
https://local-mieruca.com/blog/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%ABseo%E3%81%AE%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%82%84%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%83%BB%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

SEO Pack「ローカルSEOとは?」
https://seopack.jp/seo_faq/local_seo.php

LeadPlus「初心者必見GoogleマイビジネスのSEO対策|理由とポイントについて解説」
https://localfolio.leadplus.co.jp/blog/google-my-business-seo

CiN「ローカルSEOとは?MEOと何が違う?その効果から対策方法までご紹介」
https://web.cin-group.com/service/meo/blog/2627/

WEB集客ラボ「ローカルSEOとは?SEO・MEOとの違いや効果・メリット、基本的な対策ポイントと注意点を解説」
https://gmotech.jp/semlabo/meo/blog/local_seo_point/

Web担当者Forum「「Google マイビジネス」ちゃんと対策してますか? ローカルSEOの基礎知識と大手チェーン店の成功事例」
https://webtan.impress.co.jp/e/2021/03/03/38949

JetB「NAP情報とは?MEO対策での重要性」
https://jetb.co.jp/4217

ferret「サイテーションとは?MEO対策(ローカルSEO)で重要な要素」
https://ferret-plus.com/16400

吉田しょういち「ローカルSEO(MEO)にはクチコミが大事!ポイントも解説」
https://chiryoka-support.com/blog/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%ABseo%EF%BC%88meo%EF%BC%89%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%81%8C%E5%A4%A7%E4%BA%8B%EF%BC%81%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%82/#i

 

ビジネス+IT「ローカルSEOとは何か? Google検索で自社の店舗の順位を上げる13の方法」

https://www.sbbit.jp/article/cont1/73595

 

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