この記事で分かることは以下の通りです。
GoogleビジネスプロフィールはMEO対策に必要不可欠なツールであり、なかでも重要な機能のひとつが今回紹介する投稿機能です。投稿機能を効果的に活用すると、自店舗のGoogleビジネスプロフィール上で顧客にさまざまな情報を訴求できるため、集客向上の効果が期待できます。
そこで本記事ではGoogleビジネスプロフィールの投稿機能の概要や種類、メリット、実施方法などを解説します。これから本格的にGoogleビジネスプロフィールの運用をはじめようと考えている方は必見の内容です。
投稿機能とはGoogleビジネスプロフィールのページ上で、顧客に対してさまざまな自社情報を訴求できる機能です。本章では投稿機能で訴求できる内容の種類と実際の表示例を紹介します。
投稿の種類は5種類あり、訴求内容によって使い分けることができます。それぞれの種類の内容を以下の項目で紹介します。
最新情報は文字通り自店舗のホットな情報を顧客へ告知するための投稿機能です。最新情報では、以下の内容を投稿できます。
たとえば新メニューや商品・サービスの告知、営業時間の変更といった、最新情報を顧客に伝えるときに活用しましょう。急な定休日や営業時間の変更などを最新情報で投稿することで、「せっかく来たのに営業していない……」という状況を回避できるうえ、顧客からの信用を落とさなくて済みます。
COVID-19の最新情報は2020年以降のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による影響により追加された投稿機能です。COVID-19の最新情報では以下の内容を入力できます。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などによって変更した営業時間や店舗側の対策などについて告知する際は、COVID-19の最新情報で投稿しましょう。
イベントはセールやタイムセール、イベントなどの告知を行う場合に活用できる投稿機能です。イベントでは下記の項目を入力できます。
期間や時間を詳細に設定できる点が、ほかの項目との違いです。イベント期間中は継続的に投稿をGoogle検索やマップ上で表示できます。
商品は新商品やサービスを顧客へ訴求するときに使用する投稿機能であり、以下の内容を追加可能です。
新商品やサービスをリリースする際には商品から投稿しましょう。なお、飲食店のカテゴリでGoogleビジネスプロフィールのページを作成している場合は、商品による投稿はできません。代わりに「メニュー」という項目から新メニューを追加することができます。
特典(クーポン)は顧客に対して割引などの特典やクーポンを発行できる投稿機能です。特典では以下の内容を設定して投稿できます。
イベントと同様、特典期間の付与中は継続的にGoogle検索やGoogleマップ上で投稿を表示できます。
投稿機能でアップした内容を、顧客がGoogleビジネスプロフィール上で見たときのイメージが理解できるよう実際の商品と特典、イベントの表示例を紹介します。
上記は「商品」の表示例です。Googleビジネスプロフィールのトップ上には左のように複数の画像が並んでおり、クリックすると右のような詳細情報が表示されます。
上記は「特典」の表示例です。Googleビジネスプロフィールのトップ上から特定のクーポンを選ぶと、詳細情報が表示されます。「クーポンを入手」をクリックすると別ページに遷移し、クーポンを入手可能です。
上記の図はイベントの表示例です。Googleビジネスプロフィールの「イベント予定」という箇所から任意のイベントを選択すると、イベントに関する情報が検索されたが画面へ遷移します。
実際に投稿機能を活用できるよう、本章ではGoogleビジネスビジネスプロフィールでの投稿方法について解説します。投稿方法は以下の通りです。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能は以下の手順で使用できるようになります。
以上で投稿が完了です。
投稿した情報は後から編集や削除が可能です。対象となる投稿内容を選択し、右下にある「…」をクリックすることで実施できます。なお「検索で投稿を表示」をクリックすることで、実際にGoogle検索で見たときのイメージを確認することもできます。
投稿を予約して配信したい場合、Googleビジネスプロフィール単体ではできませんが、外部のツールと連携することで投稿の予約が可能となります。外部のツールとして挙げられるのが一括管理サービスとワードプレスです。それぞれの投稿手順について以下で解説します。
一括管理サービス「Canly」とGoogleビジネスプロフィールを連携して投稿を予約する場合、手順は以下の通りです。
以上で完了です。Googleビジネスプロフィールの操作が複雑で扱いづらい方に一括管理サービス「Canly(カンリー)」をおすすめします。
CanlyではGoogleビジネスプロフィールにおける機能を一括で管理できるため、興味・関心のある方はぜひお問い合わせください。
ワードプレスとはプログラミング知識がなくてもWebサイトを作成できるツールを意味します。ワードプレスを活用して投稿を予約する場合、手順は以下の通りです。
ワードプレスの使用はレンタルサーバーの費用を除くと無料となります。
投稿機能を利用するうえで大切なポイントは、長所をどううまく活用するかです。投稿機能を活用するべき理由を明確にし、腹落ちさせた状態で活用することをおすすめします。
Googleビジネスプロフィールを活用するユーザーは「地名×目的」「地名×ジャンル」などで検索するケースが多く目的意識が明確であるため、投稿機能の活用は自店舗の情報を広く顧客へ届けられるメリットがあります。多くの店舗では、SNSを活用して情報を投稿するケースが多く見受けられます。しかし、SNSは既に店舗を認知している顧客を中心に訴求するツールのため、情報が届く範囲は限られてしまいます。
イベントの実施やクーポンの配布を行っても、多くの顧客が利用しなければ意味がありません。一方Googleビジネスプロフィールでの投稿は、マップ検索などからたどり着いた新規顧客にも情報を届けることができるため、店舗に関する情報を多くのユーザーに届ける効果が期待できます。
Googleビジネスプロフィールにおける投稿機能の活用は、MEO対策にポジティブな影響を与えるメリットもあります。Googleはユーザーファーストを重視しており、顧客にとって価値の高い情報を提供する店舗を評価する傾向にあるため、顧客に対して定期的に有益な情報を更新することで、Googleからの評価が良くなる効果が期待できます。
投稿機能にはリアルタイムで最新情報を配信できるメリットがあります。店舗情報やイベント、キャンペーンなど鮮度が重要視される情報を即座に配信することで、タイムリーな情報に魅力を感じたユーザーの集客が可能です。リアルタイムに訴求できる告知機能を活用することで、ターゲットとなるユーザーへダイレクトに情報を届けられるため、既存顧客だけでなく新規顧客の開拓も期待できます。
最新情報を投稿し続けることで多くのユーザーの目に自店舗の情報が届くようになるため、認知拡大や高い集客効果が期待できます。ただし、投稿のコンテンツ内容が非常に重要です。
情報過多な現代において、ユーザーの興味を惹くには魅力的なコンテンツである必要があります。自店舗の投稿内容が魅力的であれば、多くのユーザーの来店が期待できるため、集客へとつながるはずです。
投稿機能を活用することでGoogleビジネスプロフィール以外の別媒体へユーザーを誘導できるメリットがあります。ユーザーをWebサイトやSNS、ブログなどの別媒体へと誘導できれば、Googleビジネスプロフィール上では伝えきれない自社の魅力を届けることが可能です。自社にしかない魅力を伝えることができれば、競合他社との差別化にもつながるため、高い集客効果が期待できます。
Googleマイビジネスの投稿機能を活用する際は以下にあるポイントをおさえることが大切です。ポイントを意識して取り組むことで、投稿機能を効果的に利用できます。
投稿したコンテンツがユーザーへと表示されるためには、キーワードを埋め込む必要があります。コンテンツを投稿してもユーザーに自社の情報が届かなければ、投稿する意味がありません。
表示を狙いたいキーワードを投稿に挿入し、画面に表示されるよう設計する施策が大切です。
情報過多な現代において、ユーザーは自身に必要な情報ばかりを探し求めるため、投稿するコンテンツはユーザーの興味を惹く内容であることが大切です。投稿がユーザーの目に届いても、内容に興味がなければ、スルーされてしまうだけでしょう。自社の魅力を知ってもらうためには、いかにユーザーの興味を惹く内容であるかが大切です。
投稿機能を有効活用するためには、コンテンツが表示される仕組みを把握する必要があります。投稿がどのページで表示されるのか、最新のコンテンツがどれくらいの期間表示され続けるのかなどの理解が大切です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用する際、成果を得るためには本章で解説する注意点を意識する必要があります。取り組みに失敗しないためにも、注意点について深い理解が大切です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能で投稿した情報は、種類ごとに表示期間が異なります。それぞれの投稿における表示期間は以下の通りです。
投稿時には種類ごとの掲載期間にも留意しておきましょう。表示期間が過ぎた場合でも、過去の投稿を遡ることで再度閲覧することができます。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能で投稿した情報は、すぐにページに反映されません。投稿した内容が自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページに反映されるまでには少し時間がかかるため、投稿が反映されない場合は、しばらく時間を置いた後、再度確認してみましょう。
ただし、2~3日程度経過しても、依然として投稿した情報が反映されない場合は、何らかの不具合が発生している可能性があります。不具合が生じた場合はGoogleのお問合せフォームからお問合せが必要です。
Googleビジネスプロフィール ヘルプ/お問合せ
■投稿の活用方法に関心がある方は下記資料もご覧ください
GBP運用成功事例〜ニラックス社の「投稿」活用術〜
ビジネスのカテゴリによっては投稿機能を使用できないケースがあるため注意が必要です。投稿機能が使用できないカテゴリの具体例としては、ホテル業やアダルト産業が挙げられます。ホテルの場合、ほかのビジネスカテゴリと異なり特有のGoogleビジネスプロフィールであるため、投稿機能を使用できません。
また、未成年の利用がためらわれるアダルト業界も投稿機能を使用できない業界の対象です。Googleビジネスプロフィールの投稿機能を利用しようと登録作業や準備をおこなったとしても、使用できなければ時間や労力の無駄につながってしまうため、導入する前に自店舗が投稿機能を使用できるカテゴリに該当するかの確認が大切です。
投稿機能を利用する際は、Googleビジネスプロフィールが処罰の対象とならないためにも、ガイドラインを遵守する必要があります。ガイドラインが守られていないと投稿が拒否される可能性が高く、最悪の場合、アカウントが停止されるリスクがあるため注意が必要です。
ガイドラインの一部としては以下の項目が挙げられます。
ガイドラインに違反して処罰を受けないよう、適切な情報配信を心掛けましょう。
自由度の高いSNSでは、Googleビジネスプロフィールでは発信できない情報をユーザーへ届けられるため、訴求効果の高いコンテンツを投稿し続けることができます。また、SNSは拡散力が強く、より多くのユーザーに対してアプローチをかけることが可能です。
ただし、SNSとGoogleビジネスプロフィールの運用を平行して行う場合は、信頼性を維持するために情報に矛盾がないか注意が必要です。情報に一貫性がないとユーザーからの信頼性が薄れ、ロイヤリティや売上の低下につながる恐れがあるため、慎重な情報発信が求められます。
投稿が拒否された場合、問題解決に向けて拒否される原因を調査することから始める必要があります。投稿が拒否される原因は大きく分けて以下の2つです。
ポリシー違反に該当する可能性がある場合はコンテンツの内容を改めて確認し、修正を行いましょう。一方で、システムエラーの場合は「時間を空けてから再度投稿してみる」「サポートセンターへ連絡する」などの対処方法が考えられます。
投稿が表示されない場合は、原因を調査してから解決することが大切です。投稿が表示されない原因としては以下の内容が挙げられます。
投稿が表示されるまでに時間がかかっているケースが多いため、うまく表示されないときはしばらく時間を空けてから再度挑戦してみましょう。ビジネスカテゴリやコンテンツの内容によっては、投稿できない仕様になっているため、どの業界のビジネスであるのか、事業と関連性のあるコンテンツであるかの確認も大切です。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能は「最新情報」「COVID-19の最新情報」「イベント」「商品」「特典」という5種類の投稿が実施できる機能です。Googleビジネスプロフィールのユーザーは目的意識が高く、来店する可能性が高いため、定期的な情報発信が欠かせません。
また、最新情報を継続的に発信することで、自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページの評価が上がり、MEO対策にポジティブな影響を与える可能性があるため、積極的に投稿機能を活用することをおすすめします。
しかし、店舗の運営を行いながら、定期的に情報更新を行うには大きな負担がかかります。特にチェーン店など複数の店舗を運営している場合、新メニューや商品、イベントなどは全店舗同じ内容であることも少なくありません。すべての店舗で同じ作業を何度も行うのは非効率であるため改善が必要です。
そこで、Googleビジネスプロフィールページの一括投稿ができる「Canly(カンリー)」をおすすめします。CanlyはGoogleビジネスプロフィールの運用を効率化するとともに、インサイトのデータを一括管理して分析にも活用可能です。
Canlyを活用することで、複数の店舗を運営していても1店舗分の作業時間で情報の更新や商品の投稿を行うことができます。Googleビジネスプロフィールの運用にあたって課題を抱えているという方は、ぜひCanlyの導入をご検討ください。
Canlyのサービスに関する詳しい情報は以下のサイトよりご覧いただけます。