カンリー導入前は、各店舗でGoogleビジネスプロフィール(GBP、旧・Googleマイビジネス)のオーナー登録までは行っていましたが、掲載されている情報の整備やクチコミ返信などは対応できていない状況でした。そのことで、お客様から店舗に「営業時間が間違っている」などのご指摘をいただいてしまい、店舗の方から本部に「東急百貨店のGBPは誰が管理しているのか?」と連絡が来ることもありました。
さらに、営業時間の齟齬だけでなく、GBP上で店舗の情報が誤ってショップの情報に書き変わってしまっており、お客様は店舗の代表に電話をかけたつもりが、ショップに電話が入ってしまうという事態が発生したこともありました。
このように本部側でGBPを管理できていなかったことで、お客様に誤った情報をお伝えしてしまうことがあり、その都度本部や店舗、ショップで対応に時間が取られてしまっている状況でした。
もう1つ、お客様からの声を広い、店舗の業務改善に活かすまでのスピードが遅いことも課題としてありました。オンライン上でのお客様の声を的確に拾い上げ、店舗のサービス改善に落とし込むまでをスピーディに行い、業務改善のPDCAを回していきたいと考えていました。
また、東急百貨店として常にECサイトやHPの活用につながる新しい取り組みをしていきたいという考えもあり、新たに検討していた取り組みの1つがGBPの管理でした。GBPは閲覧数が多く、お客様がご来店前に店舗情報を取得するのに重要なサービスであると認識していたため、GBP管理の取り組みを強化するためのツールとして「カンリー」の導入を決めました。