弊社では2019年あたりから、MEO(マップ対策)に力を入れていくかどうかの検討を開始していました。なぜなら、お客様の行動導線がGoogleで情報を見た上で店舗に来店するという導線に変わってきていると感じていたからです。HP・SNSなども含めて様々な集客媒体がある中の1媒体としてGBPに着目していました。
当時、GBPの店舗ページはGoogle側ですでに作成されていたのですが、正しい店舗情報の管理や、ユーザからのクチコミへの返信などに対応できておらず無法地帯とも言える状態になっていたため対策は必要だと感じていました。
まずは自社で対策を進めておりましたが、64店舗を運営していたため、全店舗分のアカウント運用をしていくには膨大な管理工数がかかり、運用を続けることが現実的ではないという状況でした。
本格的な運用を開始していくためには、第一に、GBPを運用することでどういう効果が得られそうかを測定することが重要だと考えていました。
しかし、先に述べた通り自社で64店舗分のアカウント運用は現実的ではなく、まずは自社で対応可能な範囲の少数店舗でトライアル運用を開始してみました。主に投稿機能を活用していたのですが、小規模となるため実績データの母数が少なくGBP運用の効果が出ているのかどうかわかりません。また、そもそも「どういう指標を目的に置くべきなのか」「どういう運用をすべきなのか」という知見もなかったため正しい判断ができない状況でした。
また、投稿は行わないまでも、営業時間などの基本情報に関しては64店舗分更新していく必要があり、本作業自体にかかる工数も膨大で「管理が煩雑になり漏れが生じてしまう」そして「対応スピードが遅くなってしまう」ことによりGBPの情報を見たお客様へご迷惑をおかけするという問題が発生することもありました。
このような状況の中で、当時「MEOの代行をします」という提案をしてくれる業者はたくさんありましたが、実際にどのような対応が行われるかがわからないため、自社に運用ノウハウが資産として蓄積しないと思い、依頼していませんでした。全店舗のGBP運用業務を自社で内製化するにはどうしたら良いかと思っていた時に、カンリーに出会いました。
カンリーは、GBP上の店舗情報を一括で更新・運用できる便利なシステムであること、そして、GBPの運用に関する深い知見(どういう運用をして、どう効果を測定し、どうPDCAを回していくべきか)を持っていることに期待をして導入を決めました。